糖尿病について

 

大人の4人に1人は糖尿病といわれるぐらい、日本ではポピュラーな病気ですが、現在では失明や腎透析の一番の原因となっています。糖尿病は良好なコントロールを保てば、健康な人と同じ一生を過ごすことができます。気長に糖尿病と付き合って、楽しい人生をおくりましょう。

 

糖尿病の原因

 1型糖尿病といわれる主に若い人が急激に発症するタイプのものは、ウイルス感染などが引き金になり、自己免疫によりインスリンを分泌する細胞が死滅してしまうためと考えられています。

 2型糖尿病といわれる一番多いものは、現在のところ色々な遺伝子異常が重なった結果、インスリンの分泌が悪くなったり、インスリンの効果が悪くなるために起こると考えられています。しかし、同じ遺伝子異常があっても環境(食事、運動等)により、発症するかどうかが決まります。

 

合併症

 3大合併症として、神経障害、網膜症、腎症があります。神経障害として多い症状は、足(足の裏)のしびれ、痛みです。網膜症は、突然眼底出血を起こし失明することもあります。定期的にチェックしてください。腎症は自覚がなく、浮腫が現れたときには手遅れのことが多く、透析になります。尿の検査(微量アルブミン)を定期的に受けてください。

 最近は3大合併症に加えて、動脈硬化が問題になっています。糖尿病の患者さんは、正常な人に比べて動脈硬化が進み易く、若くして心筋梗塞、脳梗塞、足の壊疽を起こすことがあります。

 

治療

 治療としては、食事療法、運動療法、薬物療法があります。食事療法は、主治医が身長や仕事内容などから判断して指示したカロリーを守ることです。カロリーだけでなく、食事のバランスも大事です。食事療法では、80キロカロリーを1単位として指導しています。詳しくは食品交換表を参考にしてください。                                       

運動療法は、病気の状態によってはしてはいけない人もいますので、必ず主治医に聞いてください。特に腎臓が悪くなっている人は、要注意です。激しい運動は必要ないので、長く続けられるものがよいでしょう。ウオ―キングは誰でもできて、器具も必要のないので最適です。少し早歩きで、25分以上は行ってください。

 薬物療法は、現在いろいろな種類が開発されて、従来よりも改善されています。適当に服用せず、しっかり医師の指示を守ってください。インスリンもペン型になり、打ちやすくなっています。理想的な血糖コントロールのためには、1日に3回以上打つことも必要です。血糖も自分で測るようにします。

 合併症を防ぐには、血糖のコントロールと共に血圧やコレステロールなども重要なことがわかってきました。血圧やコレステロールの高い人は、その治療も受けてください。

 

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